鈴木雅久のひとり部屋 | |||||
御朱印の魅力について | |||||
御朱印とは、寺社仏閣のおしるしである。
通常、御朱印帳と呼ばれる冊子を本人の希望する寺社仏閣で購入し、その冊子に各寺社仏閣で印をもらい、保管するものである。 信心の心から、毎年同じところでもらって同じ御朱印を続ける人もいれば、ただひたすらマニアのように神社でも仏閣でももらい続ける人とさまざまいる。長野の善光寺、川崎の川崎大師、成田山新勝寺等、基本的にはメジャーなブツの鎮座まします寺社が多い。 魅力の1としては、この毛筆サインにある。住職自ら画くブツのサインはさすがにどこも慣れており、ムムッと感じるところも多い。ただし運悪く若い住職や息子、場合によっては年輩のお母さんが画くサインにはどうみても「こりゃーあんまり書き慣れてないな」とかがっかりすることも多く、「・・・これは御利益ないな・・・」とか「300円無駄にした」場合によってはページを切り捨てたくなることもままある。 とてもこんな私にほとけさまの御利益があるとは思えない。 それでも御朱印には、魅力がある。。。。。。 神社ではすでに書いたとおり、ブツがおらっしゃらず鏡しかないのでほとんどの場合巫女さんがかく。巫女さんのかくサインはだいたい素人の場合が多い。別のページに一部掲載してあるが、神社の場合と寺社の場合で是非比べてみてもらいたい。それでも中には鶴ヶ丘八幡宮のように鶴のようにすばらしい御朱印をいただくこともある。 魅力のその二としては、朱印そのものにある。 魅力その三としては、むしろ寺巡りと称して遠出をするところにある。私のように住宅ローンあり、妻子あり、転職を許されない仕事あり、そして小遣いなしの人間にとって、少ない金額の投資で遊べるところは、漫画喫茶(450円相当)か寺巡り(300円+交通費)しかないのである。パチンコ(1万円)、酒(5000円)、競馬競輪(1万円以上)、そのようなものはすでに子供の遊びであり、分別の付く大人は寺巡りをして寺に行く金もないときは(ガソリン代がないときは)、漫画喫茶にでも行っていればいいのである。でなければ睡眠していればいいのである。もっといえば仕事をしていればいいのである(泣)。 ところで平成15年1月1日、私はいつものように川崎の川崎大師(弘法大師そのものを祭司している)、穴守稲荷(羽田おきの堤防の神様)、深川八幡宮、深川不動尊といつも4カ所をAM6:30ごろから車で回るのだが、例年参拝者が少なくなっている。これも団塊の世代のいいかげんかがすすんだためと私は考えているのだが、別の時間帯に行った者によると「1cmも動けないほど混雑しており、金を遠くから投げに行ったようなもの」といっていた。どうも時間帯がづれてきているようだ。 ところで穴守稲荷に行く時間帯はいつも朝8時すぎごろなのだが、穴守様の醍醐味は、御砂を戴くところにある。奥の方においなり様の別棟があり、砂に半分埋まった小さな小さな社があり、そのやしろを覆う御砂を小さな神袋に戴いて、それを自宅に持ち帰り、家の周りとりわけ玄関前にまいておくと、悪い運気を防いでくれるというものである。 正月4日には、調布の深大寺へいってきた。ここの歴史は古く、平安時代にまでさかのぼる。参道には茶屋や土産屋がのきをつらね、うまそうな焼きたてのせんべいや、甘酒、だんごにお酒と道行く人々をにぎわせていた。 |
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