膜類加工用設備販売・各種フィルム/繊維製品向け溶断設備製作・工業用刺しゅうシステム・改造・電気回路設計
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【新規内製化のご提案】
これまで外注製作品だったものを内製化する場合、簡単な工程から行うか、特殊な工程から行うかご判断が必要ですが、ここでは一般的なところからお薦めしていきたいところです。
基礎ノウハウや知識がない状態であまり特殊な工程を内製化すると混乱の原因を作ったり外部でせっかく作った半製品をだめにする可能性もあります。
一番受け入れやすい工程はミシン縫製、次に高周波ウェルダー加工です。
どちらも生地を切る場所が必要で、ということは図面を製作する必要もあります。

比較的ややこしくない商品を生産する場合でも、一通り商品を完成させるためには、その他の工程についても簡単な道具を準備するべきでしょう。
初期投資としては、最もリスクの少ないシステムをご紹介いたします。
一連のシステムでご提案しているスズキに是非ご相談いただければ、きっとお役に立てると思います。

当座、生地を縫って、ハトメ加工だけする場合・・・

設備
イメージ
必要な副資材
説明
1
ミシン
白/黒糸、透明糸
針ボビン、
実売22万円程度から。ロングアームだと100万円以上。生地を引っ張るオプションや静電除去装置、補助台などで値段は変わります。
1本針と2本針ミシンがあり、送り方式は上下送りか総合送りが標準です。洋服用のミシン(下送り等)は間違っても入れてはいけません。
大物を縫うか小物を縫うかで位相を変えたり鏡面加工をしたりします。
2
ハトメ打ち具 打ち具のセット
ゴム敷き、ラバーハンマー、穴明けポンチ
必須品で、打ち具だけで3000円程度から。
オスメスのハトメ金具は1つ3円程度から。大きさと素材(真鍮、アルミ、ステン等)で値段は変わります。打ち具は壊れることがあるので予備が必要です。金具は各社微妙に形が違いますので打ち具との相性も無視できません。
3
基本道具

定規、ハサミ、はんだごて、 生地を伸ばして採寸、線引き地に使用。これらはどこででも売っています。
《 解 説 》
上下送り1本針ミシンであれば、定価が25万円程度でもっとも投資を抑える構成ですが、上下送りは段差のところで縫い詰まりしたり、長物だと直線でも6mmの縫い目ピッチが5や7になったりすることがあるので、あくまで初期導入となります。
今後10年程度は買い換えや増設をさけたいのであれば総合送りミシンが望ましいところです。
総合送りだと定価35万円前後(2本針だと50万円前後)。

それぞれ中古はピンからキリまでありますが、スズキでは動作保証と特性をよくご説明しています。
ミシンそのものはテントシート/サイン業界向けに作られているわけではありませんので我々の業界仕様にしてくれるかどうか販売側の知識/ノウハウを確認しなくては、初期導入する場合は危険です。
あやまって洋服/カバンなど異業種のミシン販売会社に相談しながら2本針ミシンを導入したときに、なんとなく針と針の間隔が25mmのもので注文してしまい、あとで困った(2本の縫い目の間にハトメ金具を打つわけですが、例えば#25、外径19mmのハトメしか使用しないのに針の間隔が25mmではすきまができてしまうとか、サイン面に傷が付くとか)という話は、たまに聞きます。

スズキではテントシート仕様、サイン仕様、その中でもプロ向け/初心者向けと、スペック、改造調整のノウハウを準備していますので必ずやお役に立てるかと思います。
ミシンの概略説明などは「テントシート/サイン プロ7つ道具」が「テントシート/サイン向けミシン」のページで詳しく説明しています。


《導入コスト計算例》
総合送り1本針のミシンシステム30万円とハトメ打ち道具一式とハトメ金具1万円と、定規ハサミなど1万円と設置・フォロー費で、合計35万円。
60ヶ月のリースで、月7700円程度。