膜類加工用設備販売・各種フィルム/繊維製品向け溶断設備製作・工業用刺しゅうシステム・改造・電気回路設計
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我々の業界、テントシート/サインでは、高周波ウェルダーは基本的に万能、といってもいいでしょう。
万能だけれど、1分間に3回(1.5m〜3m)程度しか押せないので生産性はそれほど高くありません。
生産量や、製品の種類がテント倉庫から日よけ、コンクリ養生シートだのまで全部やる/多種多様でないのであれば、ウェルダー1台ですべてまかなうことが出来るかもしれません。
機種、使用頻度、個体差、使い方にもよりますが、寿命はおよそ15年、あとは余命と考えた方がいいでしょう。長く持つに越したことはありませんが、弊社でもせっせと修理して回っております。

簡単にいうと電子レンジのように電波を流して生地を溶かし、溶けている間にプレス圧力でつぶしてくっつけます。
金型の形状に融通が利き、主に長方形、ギザ付き、ギザなしのフラット、ギザ有りだけど中が抜けていて社名が押せるようになっていたり、吸排口向けに円形であったり、日よけの波の形状であったり、何でもできます。

スズキでは業界標準のメーカーである山本ビニター、クインライト電子精工などの商品を取り扱っており、アフターフォロー/メンテナンスをしています。
製品のくわしい情報はウェルダーのページをご参照下さい。

高周波式
イメージ
概 要
簡単な説明
汎用型
汎用型のウェルダー。7キロとか8キロというモデルです。
金型の長手方向に1名づつ待機し、2名で生地を合わせながら溶着していきます。
現在はふところも広くなっており、かさばるものでも余裕を持って作業できます。ハイブリッド式というデジタル自動調整モデルも多いです。昔の旧型より高さがあり、女性の立ち作業に適した高さになっており、金型は800x20mmギザが標準です。
現在のエアプレスモデルは、指詰め防止機能も付いていますので安心です。
天吊り式
発振部分が天井からつり下げてあるので、フトコロの制限がなく、大きなものに最適です。
金型は1000x20mmが標準で、テント倉庫や膜体製品など長物製品、1日1000回ぐらいウェルダーかけるお客様もいますが、そのような用途で本領発揮します。原反同士を巾継ぎするときも非常に作業が楽です。
これも2名で呼吸を合わせて作業します。
標準8kwタイプですが、受注生産で15kwまではリリースされています。
低コスト型
CANEST-5A
YDT5000M
小回りの利く小型モデルで一人でモクモクと作業できます。
完成品への小さな加工や、タペストリのような物に最適で、ちょっと樹脂のパーツをつけたり、立体物の製作にも使えます。金型は標準500x20mm程度ですが小型なだけあって、金型の微調整も非常に楽で、1人で作業できる万能型です。
プレスも足踏み式で、合わせてから作動できますので品質も用意に確保できます。
溶着加工は、ノウハウが重要で、加工できるできないが決まってしまいます。
世間一般で「これはウェルダーできない」という生地でもきれいに付けてしまうプロの職人も少なくなく、口づてで伝承されて無形の会社資産になっています。
もし難しい生地を加工しなくてはならないのに、プロの職人がいない場合は、少しコストがかかりますがハイブリッドモデルを導入するしかありません。
ハイブリッドモデルは、生地特性を機械がある程度まで自動設定してくれ、金型に1度単位で制御できる安定したヒーターが内蔵されており、万が一スパークしそうになっても超高感度スパーク防止回路で、金型を破損させたり生地に穴を開けたりさせない機能が入っています。プロのノウハウを代行してくれるわけです。
少し金額の安いモデルもアリまず導入して実戦投入するか、導入時にコストを上乗せして素人即プロ職人にさせるか選択できる時代になりました。
各種ノウハウ・設置がメーカーに替わってできるスズキまでどうぞご遠慮なくご相談下さい。

金型も各種作っていますのでご相談下さい。