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間歇送り式 超音波ウェルダー
ターポリン向けミシン型超音波ウェルダーが新発売となりました。

同系統で、ブラザー(プロコ)の金型ローラー式の「超音波ミシン(通称)」がありますがこの機種ではターポリンの溶着時にどろどろに溶けてしまって適しませんでした。

今回ご紹介する間歇送り式では、特にターポリン、FFシートなどのコーティング素材に最適化され、生地をどろどろにせずに溶着することが可能です。

通常仕様ではふち加工専用となっていますが、幅継ぎもできるロングアームモデルも準備しています。
基本構造は上下送り式ミシンなので、発振しながら細かくプレス/間歇送りを繰り返し、生地を上下からサンドウィッチして指定したピッチで送ります。超音波ホーンは下部に格納し、アンビルは上部に搭載。

金型は、最大10x10mm程度で、模様入り金型は様々製作することが可能です。(出力によります)。特にターポリン等コーティング素材向けに設計していますが、ワークの材質によってはエア冷却を行うことで品質レベルの安定も可能です。
溶着サンプル
超音波は外部加熱になるので表面と裏面は見栄えが異なります。
左が表面で、右側がホーンが当たる側です(見た目フラット)
ターポリン溶着。金型は4本線タイプを使用、密封用途に最適です。
表面は完全に開きません。
糸を使用していないので、エア注入には最適な方式になります。
立体状メッシュの二枚溶着。
上下ずれずに間歇式の溶着を行います。
この種の製品はズレがあると見栄えが悪いので気をつけます。送り位相も変更可能です。
ネット溶着。空白部があるので溶着強度に気をつけます。
表面は完全に開きません。
高周波ウェルダーの時と同様に溶着面積を大きくすると強度大。
遮光ポリエステル生地の溶着。黒く見えるところは遮光成分が出てきたところです。
単なる面溶着ではなく間歇送りのため、二度三度溶着を繰り返しながら進むため強度が出ます。
仕様スペック
仕様:
FM-1521
電源:
単相100V
最大出力:
500W
最大溶着巾:
約10mm
最大加工速度:
9m/分
機械寸法:
W1200 x D545 x 約H1030mm
金型:
溶着または溶断、または両方の金型を生地に合わせて製作します。1KWモデルの場合の最大幅は10mmで、送りピッチの設定により速度も変わってきます(間歇送り式のため)
この設備は、サンプル作成を受けています。まず溶着品質を実現できるかご確認下さい。
詳細スペック等についても、お問い合わせ下さい。