膜類加工用設備販売・各種フィルム/繊維製品向け溶断設備製作・工業用刺しゅうシステム・改造・電気回路設計
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 超音波溶着とは、直接振動を生地に与え、外部から摩擦熱で生地を溶融/圧着します。

樹脂板、ポリエステル生地、不織布などは非常に得意で、柔らかいやさしい風合いで溶着することができます。
溶断に関しても、熱カットと違い断面にバリなどが出ず、柔らかい風合いを維持したままほつれ止めカットも可能です。
ただし基本的に余熱をかけて溶着するわけではないため、生地によっては不適切な場合もあります。具体的にはアクリル生地のように溶けても硬質化するだけで割れたり、ターポリンのような基布に塩ビなどがコーティングしてあると表面だけどろどろになって中がついていないとか、ゴム板のように振幅を吸収されてしまうと溶着溶断できず、むしろ素材を破断/破壊する事もあります。

部分的な補修や、溶断を同時に行いながらしかも連続模様を溶着したりすることも可能です。自動送り式の超音波設備であれば非常に高速で作業を行うことも可能です。
スズキではお客様のさまざまなニーズに対し、オリジナルのアタッチメント、改造・自動化をこれまで行ってきました。
今日では煙も音も出さない、クリーンな溶着設備として着目されてきています。

縫製や高周波などと違い、超音波方式で繊維素材を加工しようとすると溶着時にワークがあばれたりすることがあるため、超音波設備用ワークアタッチメント、振動を受け付けない固定治具/レールアタッチメント/ラッパなど各種実績をスズキでは準備しています。